
スロベニアを代表するデザイナー、ニコ・クラリにより1952年にデザインされた「REXフォールディングチェア」。プライウッドの椅子としては、アメリカの著名なデザイナーであるイームズ夫妻と並び称され、ヨーロッパにおいては先駆け的存在でした。「デザインはすべてに、すべてはデザインに」をモットーにデザインを行うクラリの椅子は、見た目に美しく、座り心地がよく、さらに価格が良心的なのが特徴です。小さなアパートメントのために大きな家具を所有できないという、1950年代初期のユーゴスラビアの住宅事情に合わせてデザインされたREXフォールディングチェアは、折り畳みが可能でコンパクト。日本の居住空間にもマッチすることでしょう。
以下はニコ・クラリの生涯について綴られた本(英語)です。

REXフォールディングチェアは長年にわたって大量に生産されたので、ヴィンテージマーケットでも数多く見受けられます。しかしながら、この椅子は一時廃番になっており、2010年にスロベニアのインパクタ社により再び生産が開始されました。同社はREXフォールディングチェアを含むニコ・クラリの全モデルの製造権を有しています。

REXコレクションに含まれるすべての椅子には、「REX KRALJ」のロゴマークがついています。

メーカーのインパクタ社は“椅子の王様”と呼んでいますが、その理由は REXがラテン語で王様を意味するからです。デザイナーの姓である Kraljもまた、スロベニア語で王様を意味します。

最初のREXフォールディングチェアは1952年にデザインされ、その後5年間に数多くのモデルがデザインされました。最後にデザインされたのはベンチと折り畳みテーブルです。


